エアコン設置する際の邪魔者を考える

ここ東北では、まだ11月なのにがっつり雪が降っています。

まだタイヤ交換をしていない私は、頑張って徒歩通勤・・・

コンビニが近いので、生活に支障はありません。笑

ワイパーをそのままにしていたら、雪の中に埋まっていました。

さらに、ワイパーを掘ってみると動かない。寒さで凍りついたのでしょう。

雪が降る季節になると、ワイパーを立てて置かなければならないのを1年ぶりに思い出しました。

車の1年点検もこの時期なのでタイヤ交換とオイル交換も合わせて車屋さんにやってもらおうと考えてたのですが、甘かったです。

雪予報は週間天気予報で報じられていたので、その週末はガソリンスタンドや車屋さんは大混雑していたようです。

タイヤ交換を4本で1000円ぽっきりで行なっているお店の前では敷地内に20台ほどのマンパンでした。

部屋の中でも寒いのでエアコンをつけて快適にしていますが、やらかした経験が思い浮かびます。

 

どのようなエアコンを設置したら良いのか?

 

大きめのホールにエアコンを天吊りで設置しようと思っていました。

意匠的には深く考えなくても良い施設でしたので、抜ける壁付近の天井から吊るそうと考えました。

エアコン室内機の設置方法をそのほか3種類は考えては見ました。

 

・天井カセット型:一般的な事務室で使われますが、高さが4m未満の場合にこの方法をとります。

この施設は高さが4mだったのですが、主照明に直管型の蛍光灯をズラッと並べる方法を取っていたのでスペースがなかった。

 

・床置き型:床置き型にすると、平面的にスペースが制約される。

卓球程度の軽スポーツも行う施設でしたので、プレイ中にぶつかられると危険な気がする。

配管ルートは露出になりますが、片面が全部窓になっているのでカーテンなどの納まりが悪くなります。

 

・壁掛け型:壁掛けも天吊り型と基本的に考え方は変わらないですが、各壁に掲示物があり、それを動かそうにもスペースがないです。

また、動かす際の移設の手間が思った以上に嵩張りそうでした。

高さが並んでいるものを上下すると全部動かさなきゃ・・・

 

天吊り型にも壁掛け型のように、掲示物の問題はありました。

しかし、施設側との打ち合わせで、少し隠れるくらいならOK。との回答があったのでありがたかったです。

 

エアコン取り付けしようと思ったら邪魔者たちがいっぱい・・・

 

いざ工事を始めてみると・・・

長手方向の天井裏にダクトがズラーっと走っていました。

上階のスラブから吊りボルトを降ろせればなんとか施工できるかと見てもらいまいたが、不可能でした。

吊るせたとしても、天井裏に配管を入れることはできなかったので、天井仕上げの下を化粧ダクトで走らせなければならなかったです。

長手方向の壁は梁の隙間からサッシが入っており抜ける場所もなく、窓も排煙窓になっているのでアルミパネルをはめて外に配管を出してやることもできませんでした。

 

構造上、耐震壁もあり、一面の窓もあり、どこから抜けるのか頭が痛かったです。

耐震壁とは、RC(鉄筋コンクリート)造やSRC(鉄骨鉄筋コンクリート)造などの建築物で、4周を柱や梁に囲まれ、地震による揺れに対抗できるよう構造設計された耐力壁を「耐震壁」という。
.耐震壁は、それ以外の部分に比べて、強度と剛性が格段に高く、地震力に対して優れた性質をもつ。
なお、「耐力壁」とは、耐震壁および構造的に寄与しているすべての壁のことであり、建築基準法上は、構造などに関係なく、「耐力壁」という用語で統一している。

 

現地で施工する方々と頭を抱えながら打ち合わせしていました・・・

 

短辺方向を見ると、一方は正面のような扱いなので、もう一方を検討しました。

幸い、天井裏は潜れる状態でした。

ここだ!との勢いで打ち合わせしましたが、

 

さらに邪魔者を発見してしまった時の対処・・・

 

その部分の照明はダウンライトが設置されていました。

天吊り型の機器がダウンライトを隠す状態になりました。

またか・・・と思いながら、

 

即決。。

 

室内機に隠れるダウンライトが1台だったのでそれを飛ばして照明が付くようにしました。

これで打ち合わせは一通り終わったかな、と思って天井を見上げた時・・・

煙感知器が目に飛び込みました。

煙感知器と吹き出し口の離隔距離は1.5m以上と決まっています。

消防法で決まっていることなので、無視できません。

それに知らないふりもできるかもしれませんが、気分的に絶対に嫌です。

急いで測って見ると、ギリギリ大丈夫そうだったので、もう一息つけました。

 

まとめ:エアコンを設置するときに注意すること

 

その施設ごとに考えることが変わってきます。

意匠的にこだわらなくても全く関係ない施設と、こだわりにこだわった意匠的な施設とでは考え始める時から違います。

自分の関わった施設でふと思い出すものは、若干ぐちゃぐちゃになりつつ、打ち合わせを行いながら、終わらせた施設です。

注文の多い担当者様がおられる施設だと、キレそうになったり、ブチ切れそうになったり、現場に行かないで打ち合わせしようとして、施工の方々に怒られたりすることもあります。

ラクをしようとすると逆に手間がかかってしまいますね・・・

その施設の中で見る箇所も変わります。

建築の仕上げが違いますし、仕上げが同じでも防火区画や構造的に違います。

図面を見ると、青ざめるような時がありますが、笑い話にできる程度の苦しさが欲しいです。

笑えないような建物になると、ギスギス感が大変です。

 

ちなみに、本文中の施設で室外機を置こうとした場所は、駐車区画の裏になっていました。

室外機にぶつかられたら、1,000,000円が吹っ飛びます。

運転手の方のために車止めを取り付けてあげました。

私は絶対にそこには駐車しませんでした。w

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