数年前に事務所の駐車場に外灯を設置しました。
女性の方も働いている施設だったので、真っ暗だった時より「安心感」が出てよかった!とのこと。
しかし、3週間後・・・
工事屋さんから電話がありました。
「この間、事務所に行って、外灯のタイマー時間変えてきたよ」
「そうなんですか。何時までで切るようにしました?」
「そもそも付けないことになったよ」
えっ・・・
でも、
時々あります・・・
なぜタイマー設定を変えたのか?
隣接する住宅や施設から光が目に入る、とのお話をいただきます。
角度を変更して取付できる機種であれば、上下左右に動かしてみます。
隣接の方と打合せしてもらって、解決!となります。
が、この時はだめでした。
工事する際も
光が飛びそうだから、光が窓越しに見えそうだから、と検討します。
・カバーを付けて光の向きを調整する
・角度調整できる器具にする
1.カバーを付けて光の向きを調整する
これは角度調整できない機種を選ぶときや丸や四角の器具で全面が光ってしまう時にカバーを取付します。
カバーでも数種類あります。
・乳白パネル:ぼやっとした光にする
・遮光パネル:そちら側の光を遮断する
・拡散パネル:あかるくてもまぶしさが少なくなる
三台を停めたい駐車場のように、若干広くなって、建物からの光では賄えなさそうなときを考えてください。
考えられる方法は2つでしょう。
・建物に大きい照明を付ける
・駐車場に外灯を付ける
建物に大きい外灯を付けると、
・自分たちの窓から明かりが入ってきてイラッとする
・隣地へ光が漏れる可能性が高まる
駐車場に外灯を付けると
・隣地へ光が漏れる
・駐車の邪魔になる
これらの中から双方を説得する必要があります。
2.角度調整できる器具にする
照明器具の中には、器具を支える架台と光を発するガラス面がボルトでしまっている器具があります。
その時、
仕様書や据付説明書で何度から何度までは可動できる、
との記載があるはずです。
その範囲の中で動かすことで、相手の目に直接光が入らないように工夫できます。
タイマー設定以外で方法はなかったのか?
ここでは建物外壁に外灯を設置しました。
上下の角度調整もできるし、眩しかったら下を向ければ良さそうだね、との打ち合わせでした。
それがだめでした。
隣地の境界付近に木が数本植えられていました。
そこに外灯を設置しておけば遮光カバーで隣地側をカットしていれば許可がでたのではなかろうか・・・
外灯を設置する際の注意点は、2点ではないでしょうか。
・現地で調査を行い、隣地や道路照明を確認する
・カバーや角度調整ができる器具なのか確認する
せっかく安心のために取り付けたのに、これらの対応に追われたらマイナスですよね。