地デジの電波強度が高すぎて心配することもある?

知り合いの家に遊びに行ってテレビを見てました。

私の家のテレビと違ってきれいな画質でした。

良い設備を使っているんだなーとキョロキョロしてました。それに加えて、機能も良さそうで面白がってカチャカチャ触っていました。

チャンネル変える時でも動きがカクカクしない!スムーズにチャンネル交換し、番組表や情報を見ることができるようです。

(自分ではそんなに良いテレビ使っていないので子供のようにカチャカチャ・・・w)

その時、電波の強度が表示されました。

テレビのレベルが90を超えていました。テレビによって表示される数値が違っていることがあるので一概には言えないですが、高いようです。

 

地上デジタル放送の受診レベル

 

地上デジタル放送を受信する際の入力レベルは、34〜89dBμVです。

これは電気産業会(ARIB)の標準規格になります。

合わせて、ARIBにてテレビ受信に望ましいレベルは46〜89dBμVとしています。

電気産業会とは、携帯電話やデジタル放送の標準規格を策定している業界団体です。

携帯電話の大手キャリアと言われる会社やテレビ局、各機器メーカーが名を連ねています。

ちなみに、大手会社が集まっているからといって、すぐに悪い方に考えないでください。

規格が合わなかったら、端子数が増えたり、機器を買うときに確認する項目が多くなるのであなたにもマイナスになります。

ここに入っている会社の品物なら規格が合っているので安心ですね。

 

なぜ受信の入力とテレビ受信に望ましいレベルが違うのか?

 

テレビ電波は外部のアンテナで受信します。

そこからあなたの部屋のテレビまで何mありますか?

また、あなたの家は何箇所にテレビ端子がありますか?

ケーブルや端子への接続、分配器などでの損失を考えると12dBμV程度はレベルが落ちると考えられます。

これもARIBの標準規格で決まっています。

しかし、配線が古いとその損失がさらに大きくなり、レベルが下がってしまいます。

先ほど、アンテナの受信点から12dBμV下がると書きました。

それは5C−FB同軸ケーブルを使っている場合と考えてください。

 

テレビで使うケーブルの種類

 

テレビ用の配線では「同軸ケーブル」というものが使われます。

何種類かありますが、古いものから新しいものに移り変わっていると考えてください。

・5C-2V

・5C-FV

・5C-FB

・S-5C-FB

 

5C-2V・5CFV:UHFやVHFの周波数帯を伝送するためのケーブルです。

この標記のように地上デジタル放送になる前のケーブルです。

地デジではVHFアンテナは使っていません。

 

5C-FB:UHFとBS放送を伝送できます。

 

S-5C-FB:UHFとBSだけではなく、CS放送も受信できます。

 

今後の放送の主力になるであろう、4K放送でもこのケーブルが必要になります。

これを使わないと4K放送は見れません。

オリンピックやラグビーW杯を4K放送でみようと考えているあなた、テレビだけではなく、ケーブルも一緒に変更しないと見れませんよ。

 

ケーブル交換は手間がかかってしまいますし、あなたの綺麗な家にごちゃごちゃを増やしてしまいます。

そこで、簡単な方法があります。

 

電波レベルを上げてくれる増幅器(ブースター)を入れるとレベルを上げることができる

 

ブースターは機器によってどの程度レベルを上げられるか決まっているので、30dBや40dBなど仕様を見なければあなたの家に合ったものが設置できません。

このブースターが厄介です。。受信レベルは上がります。

しかし、目測を誤って高くしすぎることがあります。

その状態が冒頭のレベルが高すぎた状態です。

ARIB規格での上限よりも大きくなると、映像がブレたり乱れてしまうようです。

レベルが弱い時は家の隣をトラックが通ると改造してある無線を使いながら通って行くときなど、少しの障害で映像が映らなくなります。

それが強すぎても影響が出ます。

また、強い負荷をかけることで機器にも影響を与えます。

3年や5年しか使わないのであれば関係ないのでしょうが、ケーブルや端子は家を改修しない限り交換しないでしょう。

 

ブースターの種類

 

ブースターにも種類があります。

基本的には3種類を頭に入れておくと、間違って購入してしまうことを防げます。

UHF用

BS・CS用

UHF・BS・CS用

 

UHFだけなら安い

 

UHFだけならお安く購入できます。

UHFというと、

地上デジタルの周波数になります。

地デジ放送だけをテレビで視聴するのであればこれで大丈夫です。

これは鉄の骨が何本か飛び出ている形のアンテナや最近だと長方形型の平面アンテナがあります。

ブースターは5,000円ほどで購入できるのでBS・CSが不要なら工事費をプラス10,000円の15,000円で可能なのではないでしょうかね。

BS・CS用で衛星放送を視聴する

 

アンテナ自体がUHF用とBS・CS用のパラボラアンテナに分かれています。

平面アンテナとパラボラアンテナの2種類からそれぞれにブースターを設置する方法です。

この方法はあまりやらないですね・・・

これをやるなら次に書くように混合してブースターを設置します。

 

全部まとめてブースターを設置する

 

UHF・BS・CSを全てひとつのブースターで増幅する方法です。

これがまたお高いんですよ。

定価で家庭用のもので10,000円弱から施設用の製品なら150,000円するものもありますので必要であるならこれを設置します。

どこのご家庭でもBSは見ていると思いますので

電波の数値が悪ければ、これを取り付けすることが普通です。

お安く手軽に済ませたいなら、、

コンセントタップの様に部屋ごとに設置する方法もありますので専門業者さんに相談したら面白い提案をしてくれるかもしれませんよ!

 

まとめ

 

テレビの受診レベルはARIB規格によって、34〜89dBμVが必要です。

テレビ機器での受診レベルは46〜89dBμBです。

テレビアンテナから分配器や同軸ケーブルを通って、テレビ端子までの損失が12dBμBほどと考えられています。

古いケーブルや機器を使っていると、損失が増えますので、ブースターを入れてレベルを上げることもできます。

古いケーブルや機器を使っている方はブースターをつけて上げることで安定したテレビ映りが期待できます。

しかし、注意もあります。

レベルを上げることで規格以上にすると、機器に負担をかけることにもなるので注意が必要です。

 

ちなみに、私の部屋は2015年にブラウン管テレビから液晶テレビに交換しました。

めちゃめちゃ遅いですよね・・・

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