天井の照明器具交換で安全に作業する方法

この部屋の蛍光灯替えたいんだけど、どのくらいお金かかりますかね?

久しぶりに面白い話かと思い、ウキウキして聞きました!w

その部屋は微妙に天井が高い部屋でした。

一般的な居室なら、2.4mから2.7mほどだと思います。

しかし、その部屋は3.6mほどの天井高さがあります。

施工方法は脚立を使うかローリングタワーを持ってこなければならないかの微妙な境目ですね。

その辺の工事屋さんが持っている脚立は高くても9尺か10尺程度。

(天板高さで2.7mか3.0m)

安全に照明器具の交換作業をするための脚立の使い方

 

労働安全衛生法で中高所での作業(2m程度)の安全基準が載っています。

わかりやすかったので載せてみました。

・使用場所は安定した場所で作業する

→普通そうすると思いますが、バタバタ作業しようとすると少し傾いていても作業しようとしてしまいます・・・

・天板の上に立って作業しない

→その脚立で届きそうな微妙な高さの時には、天板に立って作業しようとしてしまいます・・・

違う脚立がその場所になかったりすると無理やり行いたくなります。

 

ローリングタワーの場合、5mほどまでの時に使います。

どちらにしても安全に作業するために落下防止のために安全帯は絶対に必要です。

先ほどのリンク先の「安全帯の使用等墜落防止」の文言が大事です。

9尺脚立だと、脚立高さが2mを超えますので、これに該当します。

 

 

どこにも安全帯をかけることができないのではないか?

 

交換しようとしている照明器具の近くに天井点検口がありませんか?

天井点検口を開けると、天井裏に吊ボルトがあります。

そこにでも引っ掛けておけば3.6mの高さから直接落ちることは無くなります。

または、天井ボードに安全帯をかけるフックをつけることもできると思います。(できなかったらすみません)

もちろん、養生をしないと目立った跡が付いてしまうので注意が必要です。

概算金額を知りたい。とのことだったのでこれらの安全管理用で金額を少し多めに話しておきました。

もちろん、5m、6m以上の高さになると、取り付けする照明器具も考えなければなりません。

 

 

高天井器具を選ぶ高さはどのくらいか?

 

4m程度なら、一般的な蛍光灯で十分です。

今の時代はLED照明器具が普通になってきています。

その場合でも現在設置してある蛍光灯程度のLED器具を選定すればすぐに見つかります。

カタログを見ても、「蛍光灯40W相当」などの記載があります。


4mを越えると、照度分布を机上で計算してみないで、計画することは恐怖です。

あとで工事屋さんに何を言われるか想像できそうで・・・

 

普通に、照明器具メーカーさんにお願いすればサクッとやってもらえるので興味があればお願いしてみたら、興味本位で頼んでみたら面白いですよ。

 

 

まとめ

 

これらの安全対策や器具選定など、取り付けしたい天井高さによってもどこにお金がかかるのかが変わってきます。

器具単品だけの金額ならカタログを見れば誰でも金額を知ることができます。しかし、足場や養生などの仮設資材の金額が抜けていると工事金額が大きく変わってきます。

器具単価だけで考えていると、あなたが思っている以上の見積もりがきますので天井の高さが高い施設の方は心して見積もりをしてください。高い見積もりが来たからといって工事業者さんを責めても変わりませんよ。

工事業者さんは安全第一です。あなたの施設で工事中の事故が起きたら使われている方々の気分もよろしくありませんよね。

 

工事業者さんも照明工事でも安全対策や設置場所によっての積算をできないと胡散臭く見られちゃいます・・・

 

高い工事金額が嫌なら、投光器でもぶら下げておけばいいのではないでしょうか?

【冗談です。危ないので仮設用の投光器をぶら下げないでくださいね!!】

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