毎回の保安業務の報告書に合わせて、更新の見積書きたんだけど・・・
これやらなきゃならないの?
時々見積書置いていくけど、なんでこの人たち高いの?
・・・・
知るか・・・!!!
そんな見積書よりも指摘事項の内容教えて!
こんなやり取りは1年間で数回あります。
電気保安協会さんは
財団法人〇〇電気保安協会と言う名称で各地方にあります。
関東、九州、中国、北海道、関西、東北・・・
なんで保安協会の人たちが出てくるのか?
彼らは電気管理のプロ集団です。
高圧受電設備や規定以上の発電設備を持っている施設に電気主任技術者を置かなければなりません。
しかし、でかい工場が何棟もあるような会社や病院のような重大施設出なければ、自前で主任技術者を雇っている会社はないと思われます。
(保安協会さんに聞いてみても、そんなことを言ってました。)
「経済産業省の規定で電気主任技術者を選任しなければならない」
との規定を満たすために、外部に委託する方法があります。
他の業者さんはいないのか?
もちろん、電気保安協会だけが外部委託業者ではありません。
個人でやられている方々も会社もあります。
会社で電気主任技術者を複数人抱えているところは、例えばビルメンテナンス会社などがあります。
彼らは、ビルや施設の維持管理を一式で請け負います。
電気主任技術者だけでの委託を受ける会社は少ないのではないでしょうか。
なぜなら、一式で請けた方がコストパフォーマンスが良いですし。
(電気主任技術者を使いまわしたり・・・)
個人でやられている方は、地元の微妙な大きさの施設を掛け持ちにしているイメージです。
電気主任技術者が請け負える施設は点数制です。
それよりも大きくならないように、またリスクも少なさそうな物件を請けているようです。
(中小規模の学校や融通の利く工場を請けているとのこと)
そもそも電気主任技術者がいないとどうなるのか?
電気主任技術者がいなければ、
電力会社からの受電ができないです。
それなら絶対に置きますよね。
電力会社では施設の構内設備までは細かく確認しません。
もし、構内設備の異常で電力会社に不具合を生じさせたらどうでしょう・・・
電力会社の契約約款を確認しましょう。
賠償金の項目があるはずです。
あなたたちの近くに24時間操業の工場や精密機器を扱っている会社はありますか?
そこの損害も被らせられる可能性が・・・
まとめ
冒頭の保安協会からの見積もりですが、
絶対に話は聞きましょう。
必要な金をケチって不要な金を払う
これは絶対に嫌ですよね。
見積もり金額は協会内での過去の金額を入れているのでしょう。
彼らは自分で工事はしません。
電気工事屋さんに相談しましょう。
方法を少し変えれば意外に安く済む可能性もあります。
想定外の工事が発生して、予算内に納まらなくなったら説明行脚は面倒ですよね・・・
新しく担当になった方へ・・・
保安協会さんが「頼むからやってくれ!」
と言っていたら、5年前の報告書をみてください。
ズーーーット同じ指摘があるかもしれません・・・
施設の担当の方は「専門家じゃないから・・・」が口癖の方もいるんですよね。
あまりにも管理がよろしくないと、
誰も保安管理業務を行き受けてくれなくなる恐れもありますよ・・・