世界で太陽フレアが発生!
9月8日の午後3時頃にGPSなどの通信機器に注意した方が良い。
との記事を見ていました。
その時・・・
Yahooニュースを見ていたら、太陽光パネルが火災や自然災害などで部分的に欠けたり、損傷を受けたとしても発電を継続するので、感電の恐れがあるとのこと。
太陽光発電はパネルを設置しておけば、半永久的に発電をしてくれるのでメンテナンス不要なのでランニングコストが比較的かからない、と言われています。
屋根に設置してしまうと、自分たちでメンテナンスを行うことも難しいので、メンテナンス不要というよりは、メンテナンスするなら業者さん呼んでください。ということです。
取り付けした際の「MY発電所」ならば、メンテナンス費用は気になりますよね。
ランニングコストがかからないのか、かかるのかよくわかりません・・・w
冒頭の記事のように、自然災害で部分的に欠けていて、屋根材の確認のためにパネルを触ったら感電する。
ということも当然あるのでしょう。
人間の抵抗値が肌の乾燥状態で4,000オーム、濡れている状態で2,000オームです。
パネルからは直流電源で30Vほどの出力になるので手に衝撃がくるほどの電流が流れます。
普通の工事業者なら素手で作業することはありえないので直に手に触ることはないでしょうけど・・・
東日本大震災以降、原発での事故をきっかけに、国策として自然エネルギーを推進しています。
日本のエネルギーに関する問題点
・エネルギー自給率が低い
・供給が不安定
・電力コストの増加
エネルギー自給率が低い
2014年に日本でのエネルギー自給率は6.0%で他のOECD諸国と比較しても低いです。
OECDは、先進国間の自由な意見交換・情報交換を通じて、1)経済成長、2)貿易自由化、3)途上国支援(これを「OECDの三大目的」といいます)に貢献することを目的としています。
簡単に言えば、先進国の集まりの中で日本が特に低い。。
2010年のエネルギー需給率は19.9%で、4年で14%ほども落ちています。
東日本大震災の際に福島原発が事故を起こしたことをきっかけに、原子力発電が調査や検査などでゼロになったことで火力発電が62%から88%まで上がっています。
安全を考えたら調査はするべきでしょうが、火力発電が増えることでマイナスがあります。
これを見ると、自給率を低いままで良しとするか、原子力発電所を稼働させて電源構成を元に戻すかの選択なのだろうか。
自然エネルギーの部分は2%は上がっていますが、全体の分量から見たら誤差に見える・・・
火力発電の燃料は多くが輸入に頼っている
原油やLNG(天然ガス)は中東やロシアなどに依存しています。
安定供給や安全確保が難しそうな国々ですね・・・
輸入先は北米や南米にもありますが、割合がものすごく低いです。
火力発電の割合が低ければリスクを軽減できるのでしょうが、如何せん増えています。
投資先としても考えられているので、市場の動向も同時に考える必要があるようです。
電力コストが増える
燃料を輸入に頼らざるおえない日本では電力コストは世界の輸入価格に左右されます。
金融市場により投機資金がバンバン流入させたけど、リーマンショックで資金をひきあげて急上昇・急降下をする。
こんなリスクを持っている火力燃料なので想定することは難しいです。
電力料金は経済産業省に伝えないと勝手に変えたりできないので、ある程度のリスクを上乗せして計算するのは理解できます。
合わせて、メガソーラーが増えることで火力発電所が減ると思われていますが、不安定な自然エネルギーである太陽光発電を有効に使用するために、バックアップとしてすぐに動かせる火力発電所を持つ必要もあります。
元経産相官僚の宇佐美憲也さんのブログに太陽光発電関係の記事があるので読んで見るとわかりやすいです。
まとめ
自然エネルギーと言われると、すぐに太陽光パネルを設置しようと思うのでしょう。
手軽ですし、自宅の屋根や空き地にメガソーラーを設置することができます。
「MY発電所」として自宅がなくなるまで40年運用していくことを考えたら、ランニングコストが頭をよぎるのではないでしょうか?
太陽光パネルの電力変換効率は20%ほどで、火力発電の50%ほどと比較すると著しく下がります。
太陽光発電だけが自然エネルギーではないので、簡単に設置できることを取るのか、注意が必要です。
まちの電気屋さんやリース業者さんからの、営業トークだけではなく自分自身で調べることが大切ですし、必要です。
後からでは誰も助けてくれません。