昨日の木材利用の記事で思ったことをもう一つ。
新築した施設をちょうど1年後に見に行く機会がありました。
その施設は保育園でした。
使い始めてからは行ったことがなかったので、やはり保育園ですね・・・
入った瞬間に、子供たちが物珍しそうに、
「こんにちは!」
「何しているの?」
何人かから声をかけられ圧倒されました・・・
今後の参考のために、部屋の照度を測るために照度計も持っていたので興味を持ったのでしょうかね。
以前に別の保育園に、外部に何か計画することがあり、
測量で使うスタッフと測量機械を持って事務室に入って行ったことがあります。
外回り見ていきます、と話をして園庭に出て行くと事務室から園庭で測量するところまで「その機械何?何するの?」と付いてくる子供がいました。
子供たちのいる施設は気をつけないと仕事ができません・・・笑
工事屋さんと話していたら、コーンを置いて作業しても意味がなかったそうです。
誰か一人話し相手として現場に置いておかないとダメなそうです。
勉強になりました。w
困った顔をしてチラチラと先生たちを見ると、助け舟を出してくれる先生もいるのでいつも助かっています。
保育園にて一通り施設内を回ると、
木造の施設で内装にもふんだんに木を使っているので、伸び縮みがありました。
子供たちに危なくないように、床と壁の隙間を埋めることや壁の羽目板の隙間などを処理することを話していました。
その時、電気工事屋さんが微妙な顔をしていました。
目線の先には壁のコンセントがありました。
コンセントカバーが羽目板からだいぶ浮いています・・・
工事をしたときに、羽目板の合わせの部分にコンセントカバーの中心がくるように施工しています。
コンセントの設置一つでも電気工事屋さんや意匠担当者のこだわりがあります。
羽目板1枚にコンセントが1つ入るように施工したり、上記のように羽目板同士の合わせ目をコンセントカバーのセンターにしたり・・・
その人の完成で施工しています。
合わせ目をセンターにすると木材の伸縮の影響を受けやすいと思います。
羽目板の1枚1枚がそれぞれ伸び縮みするので、コンセントプレートをうまく施工できなかったようなガタガタの見た目になります。
工事屋さんはそれを見ると、イラっとするのでしょうね。
プレートの少しのガタガタくらいならネジを締めれば解決しますので安心してください。
地元の大工さんが工事をする木材利用が進むと、
家の成長が感じられます。
伸び縮みする木材をメンテナンスしながら住むことができます。
電気工事でもコンセント・スイッチのプレートや照明器具でも少しずつ調整すれば全く問題ありません。
メンテナンスしたくないなら、何もできませんよね。。。
木造に限らず鉄骨造でも鉄筋コンクリート造でもどんな家でもメンテナンスをしなければ劣化が進んでいきますよね・・・
うまく絵で表そうと思ったけどうまくいかないもんだな・・・