心臓部に雨が浸みてきた・・・
電気設備の心臓部とは、「受変電設備」です。
高圧電力を引き込むときは、受変電設備用の部屋を設けたり(開放型)、キュービクル(箱)を室内や室外に置いたりします。
低圧電力を引き込むときは、引込するために分電盤を取り付けます。
今回は高圧受変電設備について怖い真実を書きます。
受変電設備は端に追いやられる!
建物の持ち主や使用する人にとっては、部屋数が多ければ物置にもできますし、事務スペースとして使うこともできます。
パソコンやスマホなどのコンピュータがどこでも使われるようになったので、紙で印刷して保存することも減ってきています。
しかし、以前からの書類は電子データ化が進んでいるのは大企業やお役所のようなお金が使える施設でしょう。
多くの施設では外部の物置や倉庫を書類保管庫として使っていたりします。
その中で室内に電気のための部屋を作ろうと思うでしょうか?
そのため、屋外や屋上のようなスペースに受変電設備が追いやられます。
それで問題もないはずなのですが、2つ考えておかなければならないことがあります。
・設置するときのコストが上がる
・メンテナンスがさらに必要になる
1つ目は、全ての仕様が屋内用より屋外用のほうがもちろん価格が高いです。
風雨にさらされるので当然ですよね。
箱だけではなく、中身にも気を使わないと火を噴いたりすることもあるようです。
繋がってはいけない箇所が繋がってしまったり、恐ろしいです。
(実際に動画でしか見たこと無いですが・・・)
2つ目は、上で書いたように良いものは入りますが、日々のメンテナンスが無ければ危険になります。
キュービクルを設置する場合は、電気事業法によって電気主任技術者を置かなければなりません。
自社で人を雇い、保安規定を作るか、電気保安協会などの外部団体に委託するか選択します。
屋外に設置するうえで、話が出ることの1番は虫や鳥の被害です。
工場の電気が停止して、キュービクルを確認したら蛇が黒こげになっていた、という話も聞きます。
換気口から入り込んだそうです。
虫が大敵!!
普通、換気口には網が張ってあります。
最初から入ってこないように対策してはいます。
しかし、時間が経てば破れてくるのは想像が付きますよね。
彼らはその隙間を進入してきます。
外部にあると、メンテナンスに気を使うだけではありません。
お金もかかります。
上で書いた通り、穴が空いたら塞がなければなりません。
高圧施設ですと、自分たちだけではなく、他の施設への波及事故にもつながるので気を付けなければなりません。
まとめ
高圧受変電設備は外部や奥の部屋に追いやられます。
なぜなら、電気は点くことが普通です。
停電にならなければありがたみを感じることもありません。
日本は停電が少ない国だと言われます。
電気事業連合会のウェブサイトから資料を見つけました。
これによると、日本では2017年は0.14回です。
各国のものを探したら、
1回を超える国もある中で日本は優秀ですね。
ほんと、停電になると困ってあたふたしてしまいますので、ありがたみが沁み渡ります。
受変電設備でトラブルを抑えるために!
なるべく長持ちさせて故障や不具合が無いようにつかいたいですよね?
そのために、受変電設備やキュービクル などの情報をまとめました。
受変電設備が故障や不具合が起きると、
その建物の電気が全て止まってしまいます。
施設の電気を非常発電機で全てまかなえる施設は少ないはずです。
そのために少しでも情報を頭に入れておいてもらいたいです。
また、電気は見えないので煽ってくる工事業者さんもいるようです・・・
そのためにも理論武装して口車に載せられないようにした方が良いと思います。