テレビを見ていたら、
アイリスオーヤマのLED照明器具の変移をアピールしているCMでした。
発光効率が2012年には、125lm/Wだった効率が、
2015年には160lm/Wになり、2016年には190lm/Wになっているようです。
こんなの見て誰がすごいと思うんだろう・・・
家の照明器具を選ぶときに。発光効率lm/Wを気にする方はいますか?
施設管理をしていて発光効率を見る方はいますか?
発光効率が100lm/Wや200lm/Wだろうと
結局は、部屋が明るくなるのか?
との問いに答えてもらいたいですよね。
そもそも発光効率が高くなるとどうなるかを教えてもらわないと、アイリスオーヤマのCMがすごいのかわかりません・・・
私のように電気設計や工事監理などをやっている人なら、メーカーのカタログや仕様書を見るときに目にします。
設計資料を作成するときは、目にします。
しかし、こんなの参考にもしないです。
その部屋に必要な照度(lx)をどの照明器具で満足させられるか、を考えるので効率なんて見ない。
数年前より発光効率が良くなれば、確かにすごいとは思いますが・・・
確かに、部屋に設置する照明器具を少なくできることはありがたいことです。
照明器具を減らせば単純にお金の節約になります。
ここで間違わないことが、
単に照明器具を減らせば良いわけではありません。
机上での平均照度は採れるかもしれません。
しかし、偏った照度になってしまいます。
照明器具の直下で作業するときに、周りが白くなるくらいの明るさが出ていたら目にきつい光が当たって嫌です。
少し離れたところでちょうど良い明るさになったりします・・・
仕事中ならイライラします・・・
スペースがない場所でも光が出せる
これが効率が上がると良いことなのかな・・・?
小さい器具でも大きな光が得られるならありがたいと思いませんか?
机の上で使っているスタンドライトでも小さなサイズの商品がありますよ。
このようなスペースがない場所でも使える商品の選択肢が増えてくることは楽しいですね。
屋外でも階段スペースを照らすための照明器具があります。
これも暗くて足を引っ掛けたりしないように工夫ができる選択肢を与えてくれます。
先日の屋外で段差を解消するための照明器具の話を載せます。
まとめ
冒頭のアイリスオーヤマのCMですが、
このCMは技術者様たちのためのCMです。
一般の諸費者向けなら、こんなCMを出す意味がわかりません。
良くなっているから何?
という問いに答えられていないのではないかと、ふと思いました。
私が書いたような何かしら、照明器具が良くなって消費者がありがたがる情報を載せてくれたらわかるのになー