中規模程度施設の200m2ほどのホールにてイベントをやるとの話を聞いた
30の会社や団体が来てパソコンやプリンタ、プロジェクターなどを使って説明会をするようでした。
「そんなの勝手にやらせればいいじゃん・・・」
何でそんなことをワタクシに話すんだろう?
と思っていたら、
その施設の電気容量が持ち込みの機器類の消費電力にて不具合をきたさないか知りたかったようです。
ホールの平面図と机などの配置図を渡されても、わからないです。
施設の概要を知るために何をもらえればわかるのか?
・建物の建築図
・電気図
あなたも電気設備図はもちろん必要だと思いますよね。
電気設備図で何を確認するのか?
・ホール全体の電気容量、回路数
・分電盤の容量、回路数
・コンセントの口数
ホール全体で何回路あるかを確認すると、それで十分なのか、あと何回路必要になってくるのかを確認できます。
また、コンセントの口数も確認が必要です。
機材を何台持ってくるのかを確認してケーブルドラムだけで良いのか、OAタップ準備しなければならないのかがわかります。
そもそも1つのコンセントからつないでいるだけでは1回路分にしかならないので注意が必要です。
あなたが考えることは、
コンセントの数ではありません。何回路必要なのかを確認しましょう。
では、
建築図で何が見たかったか?
・どこかからケーブルドラムを引いてこれるか?
建築図を細かく見なければならなくなったら、ホール内の回路数では足りない時です。
コンセントの数はあるけど、プロジェクターを何台も使おうとすると何回路も必要になります。
プロジェクターは1台で300Wから400Wの消費電力はあります。
1回路20Aだとすると、プロジェクター7台で20Aを超えてしまいます。
そのほかにも映すためのモニターもあるでしょうし、パワーポイントを映していたとすると、用紙を印刷しようと考えるでしょう。
プリンタも必要です。
電気容量が足りない、
と判断されればどこかから電源を持ってくる必要があります。
そのホールとは別の周りの更衣室や会議室の回路を持ってこなければなりません。
そこも専用回路なのか、他の部屋と一緒なのかを確認する必要があります。
もちろん、ホールには扉があります。
しかし、扉が人の動線であればあまりそこにケーブルを流したりすることは避けたいですよね。
ケーブルに足が引っかかって転んだら困りますよね。
印象が悪くなります・・・
窓や何かの隙間などを見てみると、そこに関わる方々に動きやすい配置を考えられます。
ケーブルに引っかかって転んだりしたイベントにあなたはまたいきたいと思いますか?
また、プロジェクターやパソコンなどを使って説明している時に、何回もブレーカーが落ちて電源が使えなくなったら、参加しますか?
たった少しのことでそのイベントの一般の参加者や協力してくれる参加者が減るのはあなたにとっても悲しい出来事になりますね。