天井に水が浸みてきたので見てくれ
大雨が降っていた昼下がり、昼飯を食った後の眠気も納まったころに連絡が
事務室の扉前あたりからポタポタ・・・
電話をくれた方がバケツを持って待ち構えてました。
水が垂れてきていた部分については工務店さんに連絡を入れて見てもらえるような算段をとりました。
ふと、垂れてきている場所を見ると・・・
照明器具が!
ヤバいと思い、電気工事屋さんに連絡する旨を説明する間もなく勝手に連絡。
とりあえず、分電盤でその照明器具の回路をOFFにしました。
その後電気工事屋さんが幸運にも手が空いたようで、すぐに来てくれて回路を切り離してくれました。
なぜ水が電気に悪いのか?
それは、
漏電して火事やブレーカーが落ちるのを防ぐため
なぜ悪いのか?
壊れたラジオを分解して見たことはありますか?
基板が入っていますが、そこが少し黒くなっていることがあります。
ホコリや湿気がホコリを吸ってしまったりして、そこに異常な電流が流れてしまうことでそのような症状が発生します。
電気機器なら、
使用条件が取り扱い説明書に書かれているはずです。
(それがないようなメーカーは危ないよ・・・)
そこに温度や湿度の記載があります。
電気機器ならほとんどの機器が同じような条件だと思います。(風呂や外なら条件が違います)
ボクサーの減量のように、窓枠や扉にガムテープを貼って湿度を高くするサウナ状態にすることは絶対にやめてください!
話を戻して、
湿度を抑えるのは水分が基板に入らないためです。
天井に付いている照明器具にも水分は大敵です。
照明器具は10年か15年以上は交換する予定なんてありませんよね。
それがすぐ壊れたら、取り付けた時の考えとズレていって、メンテナンスコストにお金がかかりすぎて行きます。
それを防ぐためにもメンテナンスは必要です。
その水分でなぜブレーカーが落ちるのか?
分電盤にはブレーカーが付いています。
以前のブログでビリっときた時の記事を書きました。
その時に感電の話を書きました。
その感電を防ぐために、漏電遮断器(ELB)を取り付けます。
例えば、
ELBは外のコンセントや風呂場のような水分を含みそうな場所の回路に絶対につけることになっています。
そこにELBをつけないと、電流が漏れていることがわからずにあなたが触ってしまったとします。
そうすると、感電します・・・
感電を防ぐために漏電遮断器を設置します。
しかし、
漏電遮断器を取り付けしないとどうなるか?
漏電を遮断できませんよね?
室内の回路が納まっている分電盤では漏電遮断器が一番上の部分にしか取り付いていない場合があります。
(コンセントに仮に取り付けするタイプもあります)
ですので、
冒頭の場合は、そこの回路だけを切り離ししました。
そうしないと、全部の回路がOFFになっちゃいます。
PS 回路を切り離したりすることは、電気工事ですのであなたはやらないでください。電気工事屋さんを呼んで作業してもらってください。
PPS 防水工事は絶対に確認してください。シート防水の場合、めくれ上がっていたりするので本当に確認した方が良いですよ。