AppleのiPhone8が9月に発売になりました。
私はiPhone5cで止まっている人間なので新しいiPhoneが出てもあまりテンションが上がりません。
しかし、機能面で面白そうなものがありました。
ワイヤレス充電ができるようです。
Lightningケーブルが不要になるんですね。
ケーブルがなくなっても充電器までの電源ケーブルは変わらず必要ですね。
そこで、ケーブル配線をする方法を考えてみます。
ケーブルを配線する時の方法
施工方法を3つあげてみます。
・配管にてケーブルを保護
・コロガシ配線
・ケーブルラック配線
数年後のためにケーブルを配管で大切に保護する
建物の外部やコンクリート躯体の中に配線を通したい時に配管にて保護します。
外部であれば、ケーブルを直に雨風や太陽光にあててしまうと劣化が早くなり、絶縁が悪くなる恐れがあります。
絶縁が悪くなると、ケーブルから電流が漏れちゃって感電をするかもしれません。
コンクリート躯体の中に埋め込むのは、壁や床の仕上げの厚さや空間がない時にケーブルを通したいのであれば躯体の中に入れます。
直にケーブルを埋め込むことはできないので保護管を埋め込んでからケーブルを通線します。
建物への引き込みケーブルや幹線ケーブルのように大事なケーブルは配管にて保護します。
後々にケーブルを入れ替えようとした時には、本当に助かる施工方法です。
ケーブルが直で配線してあると、撤去するケーブルに新しいケーブルを括り付けて引っ張りますが、他のケーブルやダクト、機器類とぶつかって引っ張られないことがあります。
配管に入っていると、障害がないです。
手間がかからないのでお安くしてくれるかもしれません?
コロガシ配線は天井やピット底にケーブルを置くことではない
天井裏や床下をコロガシにて配線します。
コロガシといっても、本当に転がすのではなくてネグロス電工のケーブル支持材を躯体に固定して、そこにケーブルを乗せていく方法があります。
天井裏では、梁やスラブから支持ボルトをおろして支持材を取り付けします。
それにケーブルを乗せていくとコロガシ配線の完了です。
支持材にあまりにも多くケーブルを乗せると、熱を持ったケーブルの排熱がうまくいかずに効率が悪くなることがあります。
1箇所に10本以上をまとめることはよくありません。
木造の場合、梁や柱にステップルという支持材で止めていく方法もあります。
この場合は、民家のように何本もケーブルがない時に施工します。
コロガシ配線と書かれているからといって、天井仕上げ材の上に置いていくような配線をしていたら、ただの手抜き工事です。
ケーブルの本数が多い時はどうするのか?
ケーブルラックを使って何本ものケーブルを通します。
何本もケーブルがあると、支持材に添わせて配線をすることは手間がかかります。
そこでハシゴのような鋼材を天井裏や床下ピットに流します。
そうすると、ケーブルを置いていくことができます。
そのケーブルをはしごに固定することでケーブル配線をラクにできます。
しかし、廊下などのスペースが広い場所ではないとケーブルラックを置くことができないです。
床下ピットなら、スペースがあるのでピットの中にズラーっとラックが走っている施設をよく見ます。
これなら、後からでもケーブルを追加したり撤去したりすることが簡単に施工できます。
まとめ
当然、ケーブルラックで施工すると施工性も良いですし、後からでも施工がラクになります。
しかし、お金と工程上の問題などを考えながら剪定しなければなりません。
他にも関連工事との調整を取らないと、施工しようとしたらケーブルラックを入れられなかった・・・
なんて話も聞きます。
排水のための配管や空調関係のダクトとの取り合いを考えていなくて頭を抱えたりすると、自分の手間を増やす要因になります。
お金をかければどうにでもできるのでしょうが、施工性や取り合いを考えないと後で痛い目にあっちゃいます。
そうなるとワイヤレスの時代なんでしょうね。
ケーブルがぐちゃぐちゃになるとイライラしますよね。
ワイヤレス充電器とか最高か!