高圧受変電設備を持っている施設では保守業者からの指摘事項や報告書が提出されていますよね。
A4用紙数枚を点検後にもらいますけど、よくわからないですよね。
私自身、最初の頃はさっぱりわかりませんでした。
説明を受けてもわからなかったです・・・
その中に指摘事項の欄も記載されています。
保守業者から指摘事項に記載がある2つの場合
- 耐用年数によって指摘事項に記載される
- 実際に不具合が発生している
指摘事項は何を基準にするのか?
自家用電気工作物保安規定を基に施設ごとの保安規定が策定されています。
施設管理の担当者であれば存在くらいは知っているかもしれません。
しかし、その内容まで把握している担当者はほとんどいないのではないでしょうか。
私がお会いした方で中身を把握していたのは自らが電気主任技術者だった方だけです。
施設の担当者に細々と説明していく保安業者はいないでしょうし、日常業務があるので委託している専門外の作業まで把握するのは難しいでしょうね。
私自身も経験がありますが、委託や請負契約をしたときには契約内容や管理すべき箇所は把握して確認していきますが、委託した業者さんの管理に任せていました。
報告書として提出される書類や途中経過の報告などを確認していました。
一般的には契約中の作業に細々と口出ししても作業を止めさせることにもなりますので注意していました。
高圧受電をする場合には、保安規定を経産省に提出する必要があります。
その際には電気主任技術者を選定しておかなければなりませんので、自社などに人材がいない際には委託することが一般的です。
どこの施設でも各地の電気保安協会や電気管理技術者協会などの個人の方に委託しています。
委託を受けている電気主任技術者であれば、この一連の流れは把握しています。
何か漏れがあれば自分に跳ね返ってくるからです。
報告書をもらったらどうするのか?
施設の担当者は書類提出の流れも把握していないため何もわからないので初めは不安に思うようです。
しかし、委託する主任技術者を決めてしまえば、あとは言われるがままで書類を記載して押印するだけです。
この流れがあまりよろしくないのかもしれません。
実際、何もわからないのでどうしようもないのでしょうけど。。
この流れが続いて、高圧受変電設備更新の見積もりをもらった時にもどうしたら良いのかわからなくなってしまうのかもしれません。
家電量販店に冷蔵庫を買いに行くときを考えてください。
何も考えずに買いに行きますか?
一度家でメーカーのウェブサイトや電子カタログ、価格比較サイトを見るのではないでしょうか?
または、一度家電量販店に行って、説明を聞いたり、カタログを何冊ももらってくることでしょう。
それなのに、仕事となると早く終わらせたいから手間を大幅に省こうとします。
しかし、省こうとしても沸々と疑問が湧いてきませんか?
指摘事項の内容がわからないときどうしますか?
そのためなのか、、
以前の仕事では、仕事で関係のあった部署の方からよく問い合わせがありました。
竣工から30年弱の施設では、数年前の資料から何年も同じ内容の記載があった報告書を見たこともあります。
電気管理会社の方はあまりにもひどい状態でなかったら強く勧めることはないんですかね。
それも保安協会などの担当の方でも違っているようですけどね。
受変電設備などの工事会社の方と話していても、保安協会などの担当者でも自らの担当施設などで事故や不具合などが発生したことがある方とそうではない方でも作業の進め方や施設へのアドバイスなどが変わるようでした。
確かに担当者が細かいことを言っていたり、脅してくるような話ぶりの方はいました。
ビビりすぎだろ!って心の中で思っていましたが、高圧受変電設備の異常で工場や施設が止まってしまったらダメージは大きいですよね。
とりあえず軽く理論武装してみませんか?
あなたの仕事が忙しくて細かい工事内容なんて見もしないことはわかっています。
むしろ、細かいところまで確認する担当者は少ないことも知っています。
実際、何か見積もり資料が出てくるたびに電話かかってきましたもん。
とりあえず資料をメールしてもらって、適当に書き込みしたり、メーカーさんや工事会社の方、電気管理会社の方にもらっていた資料を送りつけてあげます。
その資料を見てくれる担当の方はその後の問い合わせも簡単に話を聞いてあげてました。
だって、楽だもん。
「あの資料を見ながら話し聞いたら良いと思いますよー」って言えば済むのは良いですよ。
こちらが気軽に応じるなら、問い合わせしてくる方も気軽にできますよね!
見積もりを出した方にしても同じでしょうね。
業者さんも全く何も知らないで問い合わせをされても大変ですよね。
彼らも仕事があるんですし・・・
まあ、仕事だからちゃんと営業として説明しろよ。とは思いますけど、何もわからない人に説明するのは大変ですからね。
20分ほどの時間で少しだけ知識を入れてください。
そうすれば話もスムーズになりますのであなたの忙しい時間を節約することにもなります。
話がスムーズに進まないとイライラするので、その後の仕事にも影響してしまいますよね。
叫び出したい衝動に襲われることもありませんか?笑
ここにキュービクル更新の際の確認することをまとめています。
この本で時間の節約をしてください。
施設の担当者も業者さんたちもどちらも忙しいのは見ていて知っています。
そんな忙しい時にキュービクルの更新なんてまともに資料見てられない・・・
そんな現場を見ているのでどちらにも同情していました。
時々いるみたいなのですが・・・
あなたが少しだけ知識を入れておけば、大げさに言われて嵌められることもなくなります。
工事業者さんは、工事金額を大きくすれば、その分だけ経費も上げられますので幾らでも高くしたいですからね。
わからないと思って不要な工事部分が見積書に入っていることなんて多々あります。
(キュービクル更新の見積もりでは見かけないけど・・)
それを防止するためにも少しの時間を割いてみませんか?